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結婚記念日はいつにする?よくある決め方とは

結婚することになった場合に決めなければいけないことは数多くありますが、その中の1つが「結婚記念日をいつにするか」ということです。

婚姻届は、役所に提出するだけで手続き自体は短時間で完了しますが、日付の決定にはお互いのこだわりや両親の意見が影響し、なかなか決まりにくいこともあります。

今回の記事では婚姻届の提出日が結婚式の前か後か、また記念日や語呂合わせを意識したかについて、先輩カップルの事例を紹介します。

結婚記念日は一度決めて提出すると変更できないため、慎重に考えることが大切です。

婚姻届の提出は結婚式の前?当日?後?

婚姻届の提出は海外での特殊な結婚式をしたいと思っている場合以外であれば、結婚式の前でも後でも基本的には問題ありません。

ゼクシィの調査によると結婚式前に婚姻届を提出しているカップルが91%と圧倒的多数を占めているようです。

では実際に結婚式の前や当日、後日に婚姻届を提出するにはどのような考えがあったのでしょうか。

結婚式の前に婚姻届を提出した理由

結婚式前に婚姻届を提出するカップルによく見られる理由は

  1. 結婚式や新生活の準備に集中するため
  2. 海外挙式のため、「婚姻届受理証明書」が必要
  3. 扶養や福利厚生を受けられる

などがあります。

結婚にはさまざまな事務手続きが必要で、婚姻届の提出もその一つです。事前に結婚の手続きを済ませておくことで、結婚式や新生活の準備に集中できるため、スムーズに進められます。

また婚姻届の提出により、配偶者の扶養に入ることができるため、健康保険や税金の負担が軽減されるメリットがあります。また、会社によっては結婚による福利厚生を受けられることもあり、早めの婚姻手続きが有利になることもあります。

しかし婚姻届の提出によって氏名が変更される場合、銀行口座や免許証、住民票などの名義変更手続きが必要になります。もし結婚式までの期間が短いと、これらの手続きと結婚式の準備が重なり、多くのタスクに追われてしまうというデメリットもあります。

婚姻届を結婚式前に提出するかどうかは、こうしたメリットとデメリットをよく考え、計画的に決めることが大切です。

結婚式の当日に婚姻届を提出した理由

結婚式当日に婚姻届を提出するカップルもいます。

結婚記念日と結婚式の日を一致させることで、特別な日をいつまでも心に刻んでおくことができるからです。

結婚記念日が結婚式の日と同じ日であれば、毎年のお祝いがわかりやすく、思い出深い結婚式の日を忘れずに記憶に残すことができます。夫婦にとって大切なこの一日を記念日として共有することは、二人の絆をさらに深めるきっかけになります。

しかし結婚式当日は忙しいため、カップルが提出する場合は当日早朝や結婚式後の夜間に提出する必要があります。

忙しい場合は、あらかじめ婚姻届を準備し、家族や友人に代理で提出してもらうことも可能です。

結婚式当日に婚姻届を提出することで、特別な一日をより深く心に刻むことができる一方で、計画的な準備が求められます。

結婚式の後に婚姻届を提出した理由

結婚式後に婚姻届を提出するカップルによく見られる理由は

  1. 両親が結婚式後の入籍にこだわっていた
  2. 結婚式で婚姻届を使うイベントを考えていた

です。

親世代には「結婚式を経てから入籍するべき」という価値観を持つ人も多く、両親がその意向を持っている場合、カップルもその考えに従って結婚式の後に婚姻届を提出することがあります。親との関係を大切にし、トラブルを避けるためにも、お互いの両親と事前に相談しておくと安心です。

その他の理由として、結婚式の演出として婚姻届に署名するイベントを取り入れるカップルも増えています。

式の中でお互いにサインをし、その後に提出することで、特別な瞬間をゲストと一緒に祝うことができ、式の思い出も深まります。

婚姻届提出日としてよくある決め方

ここからは婚姻届提出の日として一般的によく見られる決定方法について紹介していきます。

大安など「お日柄」の良い日

 

「お日柄」で婚姻届の提出日を決める方法は昔から定番の方法であり、今も多くのカップルに支持されています。

普段は「お日柄」を全く意識していない人でも、人生の節目となる結婚では、縁起を担いで「お日柄の良い日」を選ぶことが多くあります。

特に、大安と一粒万倍日などが重なる日は「最強の縁起日」とされ、入籍日として非常に人気があります。

このような日には婚姻届の提出が集中するため、役所も賑わう傾向があります。

お日柄が良いとされている日
大安(たいあん) 「六曜」の1つ。大いに安しという意味があり、何をするにも「吉」とされている。
友引(ともびき) 「六曜」の1つ。友を幸せに引き寄せるとされている。
天赦日(てんしゃび) 全ての髪が天に昇り、万物の罪を赦すとされている。
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび) この日に一粒のもみを蒔くと万倍もの稲穂になるように、

物事を始めるのに良いとされている。

母倉日(ぼそうにち) 天が人をいつくしむとされている。
大明日(だいみょうにち) 陽の光で隅々まで照らされて縁起が良いとされている。
天一天上(てんいちてんじょう) どこに出かけても神のたたりがないとされている。

結婚は二人のスタートを祝う大切なイベントなので、縁起の良い日に婚姻届を提出することで、気持ちも一層高まるでしょう。ただし、人気のあるお日柄にこだわりすぎてしまうと、提出日が限られて準備が忙しくなる可能性もあります。

計画的にスケジュールを立てながら、自分たちにとって最適なタイミングを見つけることが大切です。

ふたりの記念日

ふたりの記念日も婚姻届を提出する日としてはよく選ばれます。

記念日に婚姻届を提出することで記念日や結婚記念日を忘れにくくなる、記念日と結婚記念日を同時に祝うことができるといったメリットがあります。

付き合い始めた日に婚姻届を提出するカップルも多く、そうすることで交際期間と結婚生活の両方を一目で振り返ることができ、ふたりの関係の節目を大切にしやすくなります。

記念日を婚姻届の提出日に選ぶことで、結婚後も変わらず大切にしたい気持ちを形にでき、ふたりの絆をさらに深めることができるでしょう。

覚えやすい日

語呂合わせやゾロ目で覚えやすい日を選択するカップルもいます。

覚えやすい日にすることで記憶に残りやすい、忘れにくいため結婚記念日を忘れてしまったことによるケンカを避けることができます。

語呂合わせとしてよく見られる日は以下です。

語呂合わせとして覚えやすい日
1月8日 一番ハッピー
1月31日 愛妻の日
2月2日 夫婦の日
4月22日 良い夫婦の日
5月23日 恋文の日
8月10日 ハートの日
10月8日 永久(とわ)の日
11月22日 良い夫婦の日
11月23日 良い夫妻の日

この他にも「ななこ→7月5日」「はな→8月7日」といったように名前を基に日付を決定するカップルも存在します。

日付の決まっている祝日

日付の決まっている祝日を結婚記念日にするため、この日に婚姻届の提出をするカップルもいます。

日付の決まっている祝日を結婚記念日とすることで、結婚記念日が必ず祝日になります。

カレンダー通りに休むことができる仕事であれば毎年必ず休むことができるため、一緒にお祝いができるメリットもあります。

日付の決まっている祝日
1月1日 元旦
2月11日 建国記念日
2月23日 天皇誕生日
4月29日 昭和の日
5月3日 憲法記念日
5月4日 みどりの日
5月5日 こどもの日
8月11日 山の日
11月3日 文化の日
11月23日 勤労感謝の日

成人の日や海の日といった祝日は1月の第2月曜日など毎年日付が変わってしまいます。

日付固定の祝日を選ぶ場合はしっかりと間違いがないか確認をするようにしましょう。

引越当日

新居への引っ越しに合わせて婚姻届を提出するカップルも存在します。

引越しに伴い、住所変更の手続きが必要になるため、役所を訪れるタイミングで婚姻届も同時に提出することで、何度も役所へ足を運ぶ手間を省けるというメリットがあります。

引越し作業は多くの準備と時間が必要なため、当日は非常に慌ただしくなる可能性があります。婚姻届の提出を予定している場合は、必要な書類や印鑑を忘れないよう、事前にしっかり準備しておきましょう。

誕生日

どちらかの誕生日に合わせて婚姻届の提出をするカップルもいます。

誕生日を結婚記念日と同日にすることで、記念日を忘れずに毎年お祝いすることができるのが、この選択の魅力です。

誕生日と同じ日にするのではなく、お互いの誕生日の中間や、二人の誕生日を足した日を結婚記念日にしている夫婦もいるようです。

結婚式の日

結婚式当日に婚姻届を提出するカップルも少なくありません。

結婚式当日を結婚記念日にすることで、何年たっても結婚式の気持ちを思い出すことができる、忘れにくいといったメリットがあります。

しかし午後の結婚式に間に合わせるため早朝から役所に手続きを行うことや、結婚式直前は準備に追われるため事前の確認をしっかりしておくことが必要になることは忘れないようにしましょう。

完全に同じ日にこだわっているというわけでなければ、1年後や1年前など同日の別の年に婚姻届を提出するカップルもいるようです。

入籍日を決める前に注意したいこと

ここからは婚姻届提出日を決める前に注意しておきたいことを紹介します。

仏滅など慶事に向いていない日ではないか

入籍日を決める際は、その日が向いていないとされている日になっていないかを確認する必要があります。

お日柄が良い日があるように、お日柄の悪いと考えられている日も存在します。

仏滅や寅の日、不成就日などは婚姻届を提出する日としては避けるカップルも少なくありません。

両親の意見はないか

入籍日を決める際は、お互いの両親の意見を聞いておくのも大切です。

世代によっては結婚や入籍に対して古い価値観を持っていることがあり、その意向を確認しておくことで後々のトラブルを避けることができます。

結婚記念日の主役は結婚する二人であるため最終的には二人が納得していることが大切ですが、後に揉めることが無いようあらかじめ相談しておくことも大切です。

なぜ結婚記念日を決める?

そもそもなぜ結婚記念日を決める必要があるのでしょうか。

結婚記念日は、単なる日付ではなく、夫婦としての始まりを象徴する特別な日です。何をするかはカップルごとに異なりますが、結婚記念日を大切にする夫婦ほど関係が円満に続く傾向が見られます。

相手への感謝を再認識する

結婚記念日は、夫婦になったことをお祝いするだけでなく、相手への感謝を伝える日でもあります。

毎年の結婚記念日を通じて、これまでの1年間を振り返り、お互いの支え合いに感謝することで、二人の関係がさらに深まります。

愛情を再認識する

結婚記念日は、相手への愛情、そして相手からの愛情を再認識する良いタイミングです。

結婚当初の新鮮な気持ちは、時間の経過とともに薄れてしまうこともあります。

日々の忙しさの中で、仕事・家事・子育てなどに追われ、愛情をじっくりと感じる機会が減るのは仕方のないことかもしれません。

そんな中でも結婚記念日を祝うことで結婚当時の気持ちを思い出すことができる、感謝を伝えられるといったことがあります。

1年の振り返りをする

前回の結婚記念日からの1年間を振り返る良いタイミングでもあります。

前回からの1年間を振り返り、良かったことや苦労したこと幸せだったことを思い出すことで2人の関係はさらに深まることでしょう。

まとめ

今回の記事では結婚記念日をどのように決めるかについて紹介しました。

基本的には夫婦になる2人で納得した日を決めることができれば、それが一番です。

しかし縁起を気にするタイプや、古い価値観、アドバイスを送りたい両親など2人以外の意見が入ってくることもあります。

後々のトラブルを避けるため、各所から意見を集めながら上手くまとめることで快適な新婚生活を始めることができるでしょう。

 

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