~since2021.1.22~

同棲を上手く続けるために!お互いに快適な物件の選び方

同棲後も円満に生活していくために同棲する部屋を選ぶのは非常に重要なイベントです。

とは言っても同棲のための部屋探しポイントが分かっている人は多くありません。そこで今回の記事では同棲をするための部屋選びで決めておきたいことや選び方のコツについて紹介していきます。

同棲は一人暮らしとは違いカップルが同じ空間で生活するようになります。同棲を始めてから部屋に対して後悔をすることが多い点を参考に作成していますので、ぜひ部屋探しの参考にしてください。

同棲を始めて気づいた部屋選び時点で意識しておくべきだったこと

ここからは同棲を始めてから気付くことが多い、同棲前の部屋選びで意識しておきたかったことについて紹介していきます。

部屋の契約は非常に大きな出費になりますし、一度契約してしまうと簡単に引っ越しをするということもできません。多くの人が失敗しがちな内容として

  1. 自分の時間を確保できるようにする
  2. お互いの生活リズムが違うこと
  3. 部屋や設備の使い方のズレ
  4. 金銭感覚のズレ
  5. 家事分担

の5つがあります。

1.自分の時間を確保することができるようにする

同棲する際、互いにプライベートな時間を確保できる部屋を選ぶことは非常に大切です。

同棲は一人暮らしと異なり、同じ家に自分以外の人が暮らしています。一人暮らしは自由に自分の時間を確保することができますが、同棲では常に相手が同じ空間にいるため、自由に一人の時間を確保するのが難しくなることがあります。

同棲前は、楽しい時間を共有することばかりに意識が向きがちですが、実際には一人の時間も必要になることが多いです。そのため、プライベートな時間を大切にしたい人は、部屋数の多い物件や、近隣に一人で利用できるカフェや図書館などのスペースがある場所を選ぶとよいでしょう。これにより、お互いがリラックスできる時間を確保でき、ストレスを軽減することができます。

2.お互いの生活リズムが違うこと

同棲をする際、二人の生活リズムが異なる場合には、互いにストレスを感じにくい環境を作るための部屋選びが重要です。

たとえば、一方が平日の9時から17時の仕事をしているのに対し、もう一方がシフト制や夜勤がある場合、帰宅時間や生活パターンが大きく異なるため、すれ違いが生じることがあります。特に、夜遅くに帰宅する際、物音で相手の睡眠を妨げてしまうことがあるので注意が必要です。

生活リズムが異なるのであれば寝室を別にする、ベッドを2つに分けるなど、生活リズムの違いに対応した対策が必要です。また、それに対応可能な広さや間取りの部屋を選ぶことも重要です。

住み始めて部屋が足りないといったことにならない為にも、事前にお互いの生活スタイルをしっかり確認し、適した間取りの物件を選びましょう。

3.部屋や設備の使い方のズレ

部屋の使い方はお互いの認識をしっかりと合わせておきましょう。

認識が一致しないまま部屋を選んでしまうと、住み始めてから「この設備は必要なかった」や「この設備がないのは不便だ」といった不満が生じやすくなります。特に、部屋の使い方について意見が合わないと、喧嘩の原因になることもあります。

たとえば、リビングをどのように使いたいのか、キッチンの設備にどれだけこだわるのか、収納スペースは十分かなど、細かい点まで話し合い、互いの希望を確認しておくことが必要です。部屋は日常生活の大部分を過ごす場所です。不満が積み重なるとせっかくの同棲生活が険悪なものになりかねませんので、事前にしっかりと相談し、二人のニーズに合った部屋や設備を選ぶことが、円満な生活を送るためのポイントです。

4.金銭感覚のズレ

お互いの家に対する金銭感覚はしっかりと確認しておきましょう。

例えば、ある人は「多くの時間を過ごす場所だから、快適さを優先して少し高い家賃でもいい」と考える一方で、別の人は「家賃は支出の中で最も大きなものだから、できるだけ安く抑えたい」と思うこともあります。

このような金銭感覚のズレをすり合わせないまま部屋を選んでしまうと、後々トラブルに発展する可能性があります。例えば、家賃を抑えた結果、快適さが不足していると感じる人が不満を抱えることもあれば、高い家賃を選んだことに対して金銭的に後悔するケースも考えられます。

お互いが納得できる妥協点を見つけるために、事前に家賃の上限や住まいに求める快適性について話し合い、金銭感覚のすり合わせをしておくことが、円満な同棲生活のために非常に重要です。

5.家事分担

同棲後は家事をどのように分担するのかは事前に決めておくことで部屋探しもスムーズに進みます。

家事をどのように分担するかを決めずに同棲を始めてしまうと、後々トラブルの原因になることがあります。例えば、料理を担当する人がキッチンの設備にこだわる場合、その意見を尊重して設備が充実した物件を選ぶと、日常の生活がより快適になります。

洗濯や掃除の分担も考慮し、収納スペースや掃除のしやすさなど、家事を効率的にこなせる部屋を選ぶことも大切です。家事の負担が偏らないように分担を決め、お互いが快適に過ごせるような部屋を選ぶことで、同棲生活が円満に進むでしょう。

部屋選びの前に二人で決めておくこと

ここからは部屋選びの前に二人で決めておきたいことについて紹介していきます。

部屋は二人で生活する場所ですので、一人が一方的に決めてしまうと後々トラブルになる可能性があります。二人のライフスタイルに合った部屋を見つけるために、しっかりと話し合って決めることが大切です。

  1. 居住エリアを決めておく
  2. 家賃を決めておく
  3. 部屋に求める設備や条件を決めておく

といったことは事前に話し合っておくことでスムーズに部屋探しを進めることができます。

1.居住エリアを決めておく

部屋を探し始める前に、まず住むエリアを二人でしっかりと話し合い、決めておくことが重要です。

生活の利便性を重視するのか、それとも静かで落ち着いた環境を求めるのかは、二人のライフスタイルに大きく影響します。たとえば、駅近で便利な場所に住むと買い物や通勤が楽になる一方、静かな住宅地を選ぶとリラックスできる環境が手に入ります。

特にお互いが働いている場合、通勤時間も考慮する必要があります。単に距離だけで決めてしまうと、乗り換えや混雑などで一方に大きな負担がかかることもあるため、実際の通勤時間や交通手段を考えた上で選ぶことが大切です。お互いが無理なく通勤できる場所を選び、通勤のストレスを軽減することが、毎日の快適な生活につながります。二人の生活に合ったバランスの取れたエリアを選ぶことが、スムーズな同棲生活の第一歩です。

2.家賃を決めておく

部屋を探す前に、支払う家賃の上限金額を二人で話し合い、決めておくことが重要です。一般的には「家賃は年収の25%が目安」とされていますが、これはあくまで目安に過ぎません。家賃以外共益費や管理費が発生する物件もあります。その他にも生活には様々な支出が発生します。

先に物件を見てしまうと魅力的な部屋に惹かれて予算を超える家賃に手を出してしまいがちです。家賃が高ければ高いほど物件の魅力は上がりますが、長期的に無理なく支払える範囲で家賃を設定することが大切です。そのため、上限金額を事前に決めておき、それ以上の家賃の物件は見ないようにするという戦略も有効です。

さらに、二人のライフスタイルや将来的な目標に合わせた家賃設定も必要です。例えば、「旅行を楽しみたい」「外食をしたい」など、二人の趣味や生活スタイルを考慮して、余裕を持った家賃を設定することが理想です。また、将来のマイホーム購入や子育てなど、将来の大きな支出に備えて、今から計画的に貯金しておくことが必要なのであれば、それも考慮に入れた家賃を上限にしましょう。

家賃の決定は「今」だけでなく、「将来」を見据えたプランニングが必要です。二人の年収を合計し、生活費や貯金に必要な金額を差し引いた上で、無理のない範囲での家賃を計算すると安心して生活が送れます。

3.部屋に求める設備や条件を決めておく

部屋の広さや間取り、駅からの距離や欲しい設備を決めておきましょう。

設備が充実していれば快適に暮らせますが、その分家賃も上がっていくため、入居後の生活を具体的にイメージしながら必要な設備を考慮しましょう。

例えば、自炊をする習慣があるなら、2口コンロや広めのキッチンが必要かもしれませんが、外食が多い場合はキッチン設備にこだわる必要はないかもしれません。同様に、お風呂好きの人は追い炊き機能があると便利ですが、シャワーだけで十分な場合には、こうした設備は不要です。

また、部屋の使用期間や将来のライフプランに基づいて条件を決めることも重要です。一時的な住まいであれば、多少の不便さを許容できるかもしれませんが、長く住むことを前提にしているなら、将来的に子育てや在宅勤務などを考慮して広めの部屋や収納スペースが必要になるでしょう。

設備や条件については、今の生活だけでなく、将来の生活スタイルを見越して決めておくことが、快適な住まい選びのポイントです。

同棲する部屋選びのコツ

同棲する際の部屋選びは、二人の快適な生活を確保するためにいくつかのポイントを押さえることが重要です。以下のコツを参考に、理想の部屋を見つけましょう。

  1. 生活リズムを考慮しておく
  2. 一人になれる場所があるか確認する
  3. 理想の生活をイメージする
  4. 二人で一緒に選ぶ
  5. 同棲可能な物件であることを確認しておく

1.生活リズムを考慮しておく

同棲する部屋を決める時はお互いの生活リズムを考慮しておくことが必要です。

特に、二人とも働いている場合、通勤時間が同じくらいの場所を選ぶのが一般的ですが、もし一方の帰宅が遅くなる職業であれば、その人にとってアクセスの良い場所を選ぶことも重要です。これにより、疲労や通勤の負担を軽減し、二人とも無理なく過ごせる環境を作れます。

また、起床時間や就寝時間が異なる場合は、相手の睡眠に影響を与えないような対策が必要です。例えば、ダブルベッドではなく、シングルベッドを二つに分けると、お互いの睡眠を邪魔せずに済みます。その場合、シングルベッドを複数置ける広さのある部屋を選ぶことが求められます。また、寝室を別に設けることも検討すると、さらにお互いの生活リズムに合わせた快適な環境を整えることができるでしょう。

生活リズムに応じた部屋選びをすることで、同棲生活におけるストレスを最小限に抑えることができます。

2.一人になれる場所があるか確認する

一人になれるプライベート空間が欲しいタイプであれば一人になれる場所が周囲にあるかを確認しておくことも必要です。

しかし、部屋数が増えると家賃が高くなるため、予算の制約がある場合には慎重に選ぶ必要があります。

予算的に広めの部屋や個室を確保するのが難しい場合、物件の周辺に一人でリラックスできる場所があるかを確認するのも一つの手です。例えば、近くにカフェや図書館、公園など、一人で静かに過ごせる場所があれば、部屋の外でプライベートな時間を持つことができます。これにより、家賃を抑えつつも、自分の時間を確保できる環境を整えることが可能です。

部屋の選択だけでなく、周辺環境も含めて一人の時間を確保できるかどうかを考慮することが、同棲生活でのストレスを軽減するためのポイントです。

3.理想の生活をイメージする

物件選びではその部屋に暮らすことで二人の理想の生活が送れるのかイメージすることも大切です。

具体的には、リビングにどんな家具を置きたいか、部屋のデザインやインテリアはどのような雰囲気にしたいか、そして寝室にどのような家具や設備が必要かなど、細部まで考えましょう。二人でゆっくり過ごせるリビングや、快適な睡眠が取れる寝室を思い描きながら、必要な広さや間取り、設備を検討していくことが大事です。

ただし、全ての理想を叶えると家賃が際限なく上昇してしまうため、家賃の上限をあらかじめ決めておくことがポイントです。家賃と理想のバランスを見極めながら、何を優先し、どこで妥協するかを考えましょう。理想の生活を具体的にイメージすることで、二人がどのような部屋に住みたいのかが明確になり、部屋選びがスムーズに進むはずです。

理想の生活をイメージしながら、現実的な予算とのバランスを取ることが、満足度の高い同棲生活につながります。

4.二人で一緒に選ぶ

二人で暮らす部屋は二人で一緒に選ぶようにしましょう。

一方に任せきりにしてしまうと、物件選びに対する負担が偏り、後々「ここが気に入らない」という不満が生じることがあります。家は一日の多くの時間を過ごす場所です。二人が共に満足し、住みたいと思える部屋を探すことが、快適な同棲生活を送るための基本です。

どうしてもどちらか一方が部屋探しを担当しなければならない場合は、最初にお互いの譲れない条件を明確にして伝えておくことが重要です。こうすることで、部屋選びに対する意識のズレを防ぎ、入居後に不満が生じるリスクを減らすことができます。また、条件を伝えたうえで選んだ部屋に対しては、入居後に文句を言わないようにすることも大切です。

同棲生活を円満に続けるためには、二人が暮らしやすい物件を選ぶことが重要な条件となります。せっかくの同棲生活が険悪なものにならないためにも、部屋選びは二人で一緒に進め、納得のいく決定をするようにしましょう。

5.同棲可能な物件であることを確認しておく

同棲を考えている部屋が同棲可能な物件かどうかはしっかりと確認しておきましょう。

賃貸物件では、大家や管理会社がさまざまな条件を設定していることがあり、単身者のみの利用を想定している物件や、同棲を認めていない物件も存在します。このような物件で同棲をしてしまうと、退去命令や違約金を求められるリスクがあります。

物件サイトでは「二人入居可」と記載がある物件を選ぶことで同棲が出来ない部屋を選択肢から除くことができます。また、物件情報にそのような記載がない場合でも、不動産会社に問い合わせることで同棲が可能かどうかを確認してもらうことができます。どうしても気に入った物件がある場合は、不動産会社を通じて大家に確認を依頼することも一つの手です。

同棲生活をスムーズに始めるためには、物件の条件をしっかり確認し、同棲が認められている物件を選ぶことが不可欠です。

間取りによるメリットとデメリット

ここからは同棲で選択されることの多い間取りについて、同棲のメリットとデメリットを紹介していきます。

1LDK・1DK

1LDKや1DKは、お互いが同じ空間で過ごすことが多いため、生活リズムが近いカップルや、二人で一緒に過ごす時間を大切にしたいカップルに向いている間取りです。リビングやダイニングが広く、共用スペースが中心となるため、いつも相手と近い距離で生活することになります。

その一方で、プライベート空間を確保しにくい点がデメリットとなることがあります。喧嘩をした際など、どうしても同じ空間で過ごさなければならないため、時には窮屈に感じることもあるでしょう。個室がない分、一人の時間を持つのが難しい場合もあります。

一方で、家賃が比較的安価に抑えられるのが1LDKや1DKの大きなメリットです。複数人で住む場合、家賃の負担が軽くなるため、収入が限られている場合でも選択しやすい間取りです。二人の生活スタイルやコミュニケーションを大切にしたいカップルに適した選択肢と言えるでしょう。

2DK

2DKは、食事用スペースをリビングとして活用することで、比較的広めのリビングエリアが確保でき、同時にお互いのプライベート空間を確保することが可能です。この間取りは、生活リズムや個人の時間を大切にしたいカップルに適しており、各自が自分の部屋を持つことができます。

また、プライベート空間が特に必要ない場合でも、1つの部屋をリビングとして使い、もう一方の部屋を仕事部屋や趣味の部屋として活用できるのが2DKの利点です。最近はリモートワークをする人も増えているため、仕事部屋を作ることで快適に作業を行うことができます。

部屋数が多い分、用途に応じた柔軟な使い方が可能であり、居住の自由度が高い便利な間取りです。家賃も1LDKと比べて少し割高になることがありますが、空間を有効に活用できるため、同棲を始めるカップルには良い選択肢と言えるでしょう。

2LDK、3LDK

2LDKや3LDKの間取りは、リビングスペースに加えて複数の部屋を確保できるため、非常に余裕のある生活を送ることができます。余った部屋は、客間や趣味の部屋として使うことができ、ライフスタイルに合わせて部屋の使い方を柔軟に変更することが可能です。

また、将来的に子どもが生まれた場合、子ども部屋を確保できるため、家族構成が変わっても住み続けられるというメリットがあります。良い場所が見つかれば、引っ越しの手間をかけずに長期間住むことができるため、ライフプランの変化にも対応しやすい間取りです。

ただし、部屋数が増える分、家賃は高めになるため、二人の収入や将来設計を踏まえて慎重に検討する必要があります。家賃の負担が大きくなる可能性があるため、どれだけの貯蓄をしておくべきかや、将来的なライフプランをしっかり計画しておくことが重要です。

まとめ

今回の記事では同棲を上手く続けるために重要な部屋選びのポイントについて紹介しました。

同棲を始める際の部屋選びは、二人の快適な生活を実現するために非常に重要です。お互いの生活リズムやプライベート時間、将来のライフプランをしっかりと考慮しながら、慎重に選ぶことが大切です。二人のライフスタイルや将来の計画をしっかりと話し合い、最適な部屋を見つけることで、快適で楽しい同棲生活を始められるでしょう。

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