「結婚前に同棲しておいたほうがいいのかな…」
「同棲がうまくいかなかったらどうしよう」
このような悩みを抱えている人は少なくありません。
同棲はパートナーと結婚後の生活を実際に体験することができる貴重な機会ですが、想像以上にデメリットが多いのも現実です。
同棲のタイミングや相手との相性次第では結婚できないどころか、破局につながってしまうケースも…。
今回の記事では結婚前に同棲することのメリットとデメリットについて整理し、同棲に向いている人と向いていない人の特徴を分かりやすく解説します。
後悔のない判断をするためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。
同棲することのメリット

ここからは同棲することのメリットについて
- 生活習慣の相性を確認できる
- 金銭面での支出を共有できる
- 家事や役割分担の現実がわかる
- 日常的なコミュニケーションが増える
の順に紹介していきます。
1 生活習慣の相性を確認できる
結婚前に同棲することで、生活リズムなどの生活習慣の相性を事前に確認できます。
別々に暮らしていると見えなかった一面やクセが、同棲することで自然と見えるようになるからです。
例えば「朝型なのか夜型なのか」、「家ではどのような食事をしているのか」、「どんなことにお金を使っているのか」など結婚後の生活でも重要になる具体的な生活スタイルを知ることができます。
相手のリアルな生活習慣を知ることで、結婚後のミスマッチを防ぐことができるのは同棲ならではの大きなメリットと言えます。
2 金銭面での支出を共有できる
金銭面での支出を共有できるのは同棲をすることのメリットです。
それぞれが一人で暮らしているときと比べると、家賃などの固定費を抑えることができるからです。
例えばお互いが5万円の家賃を支払っていた場合、2人で9万円の部屋に引っ越すことで快適な住環境を実現しつつ出費を抑えることができます。
家賃以外にも、水道光熱費やそれぞれの家に向かっていたときの交通費なども抑えることができるため、経済的な負担がぐっと下がります。
生活費を抑えることで、結婚資金の貯蓄につなげることもできるという隠れたメリットもあります。
3 家事や役割分担の現実がわかる

家事を分担して行うことができるのも同棲のメリットです。
結婚後の家事分担について、事前に試してみることができるためです。
お互いが得意なこと、苦手なことを把握し、バランスの良い家事分担を見つけることができるでしょう。
家事が極端に出来ない人とは結婚できないと考える人にとっては、結婚前に相手の家事スキルをチェックできる場でもあります。
4 日常的なコミュニケーションが増える
コミュニケーションの時間が増えることは同棲するメリットです。
同棲することで、より多くの時間を2人で共有することになるからです。
問題が発生したときもすぐに直接会話をすることができるため、迅速に解決することができるのもメリットと言えるでしょう。
同棲することのデメリット

ここからは同棲することにより発生するデメリットについて紹介していきます。
同棲には
- プライバシーが無くなりストレスになる
- マンネリ化して恋愛感情が薄れる
- 別れるときに手続きや費用が必要になる
- 結婚への意識が薄れるリスクがある
といったデメリットが存在します。
1 プライバシーが無くなりストレスになる
プライバシーが無くなることは同棲によるデメリットです。
家にいる間は常にお互いが近くにいるため、個人のプライバシーが無くなるのです。
1人の時間や空間が必要な人はこの確保が難しくなるため、ストレスを感じることもあります。
部屋数の多い家を借りるなどの対策もありますが経済的な負担が大きくなるため、結局はストレスに繋がることにもなりかねません。
自分自身のペースを大切にしたい、自分ひとりの時間が欲しいという人にとっては、同棲で負担を感じることが増えるというデメリットが存在します。
2 マンネリ化して恋愛感情が薄れる

同棲によってお互いの関係性がマンネリになるのもデメリットです。
同棲すると長時間をともに過ごすことになるため、相手を「恋人」ではなく「家族」のように感じる場面が増えてしまいデートの新鮮さや特別感が薄まってしまうことがあります。
同棲するとすっぴんや寝癖のついた頭、疲れている顔など日常的な場面を目にすることも増えるため、恋愛のときめきが薄れてしまうこともあるでしょう。
常に一緒に居られないからこそ特別な存在に感じていた場合、一緒にいる時間が増えることで関係がマンネリ化してしまうのです。
3 別れるときに手続きや費用が必要になる
もし別れるという選択をした場合、同棲ならではの問題が発生することも同棲のデメリットです。
同棲していると家や家具を共同使用しているため、それらの処理をどうするのか、物理的かつ心理的な負担が発生します。
今の家はどちらが住み続けるのか、家財道具はどちらが引き取るのかなど現実的ながら簡単に終わらない問題が山積みです。
出ていく側の部屋が決まるまで一緒に住み続ける必要があるため、すぐに同棲を解消することができないことも大きなストレスにもなるでしょう。
4 結婚への意識が薄れるリスクがある
結婚への意識が薄れてしまうことも同棲のデメリットです。
同棲が長くなるにつれて生活が安定してくるため、あえて結婚に踏み切る必要を感じなくなるのです。
同棲でお互いに大きな問題が無いと「いつでも結婚OK」と思う反面、具体的な話が進まず婚期を逃すケースもあります。
同棲する場合はあらかじめ期間を決めておくことも必要でしょう。
明確な時期を見据えておくことで、同棲が「なんとなく」で続くことを防ぐことができます。
結婚前に同棲するべきかの判断基準
同棲が向いている人の特徴
ここからは同棲が向いている人の特徴について紹介していきます。
同棲は主に以下の特徴がある人のほうが向いている傾向にあります。
- コミュニケーション能力が高い
- 問題が発生した際に、冷静に話し合いができる人。
- お互いの意見を尊重し、建設的に解決策を見つけられる能力がある人。
- 柔軟性がある
- 相手の生活習慣や価値観に適応できる柔軟性がある人。
- 自分の考えに固執せず、相手に合わせることができる人。
- 経済的に安定している
- 自分自身の収入が安定しており、同棲生活の経済的な負担を分担できる人。
- 金銭管理が得意な人。
- プライバシーの確保ができる人
- 同棲中でも、自分の時間や空間を大切にできる人。
- 相手にもプライバシーを尊重する姿勢がある人。
同棲が向いていない人の特徴
反対に同棲に向いていない人はこれから紹介する特徴を持っていることが多いので、同棲を考えているのであれば注意が必要です。
- プライバシーを重視する
- 自分のプライバシーを強く重視する人。
- 同棲により個人の空間が減少することで、ストレスを感じやすい人。
- 衝突を避ける傾向がある
- 問題が発生した際に、話し合いを避ける傾向がある人。
- 感情的な対立を恐れて、問題を先送りにする人。
- 経済的に不安定
- 収入が不安定で、同棲生活の経済的な負担を十分に分担できない人。
- 金銭管理が苦手な人。
- 独立心が強い
- 自分の生活スタイルやルーチンを重視し、他人と共有することに抵抗がある人。
- 独立していることを好む人。
同棲を始める前に話し合っておきたいこと
ここからは同棲を始める前に話し合っておきたいことについて紹介していきます。
家賃・生活費の分担方法
家賃や生活費をどのように分担するかは同棲前に話し合っておきましょう。
お金に関する価値観の違いは、同棲生活の大きなトラブルになる可能性があるからです。
事前に分担のルールを決めておけば、余計なトラブルを避けることもできます。
例えば、「家賃は収入に応じて6:4で負担する。」「共同口座からは食費と光熱費を支出する」などお互いが納得できる形で決めておくことで、経済的な負担が発生しにくくなります。
日用品は誰が購入するのか、外食費はどちらが払うかなど細かい部分まで決めておけるのが理想的です。
お金のことはなかなか話しづらいことですが、金銭面のルールは快適な同棲のために重要です。
後回しにすることなく、しっかりと話し合っておきましょう。
家事のルール・役割分担
家事のルールや役割分担は同棲前に決めておくことが必要です。
家事の負担に偏りがあると不満やストレスの原因になり、関係性に悪影響が出てくることがあります。
例えば「料理は交代で作る」「掃除は毎週◯曜日に一緒にする」「洗濯は先に帰ってきたほうがする」など、具体的な分担を決めておくと、どちらかの負担が大きくなることを防げます。
できなかった場合や無理があった場合は相手を責めるのではなく、定期的なルールの見直しをする柔軟さも大切です。
家事の役割を話し合うことは、共同生活をしていくうえで良好な関係を築くための第一歩です。
お互いが快適な生活をしていくためにも、同棲前にしっかりと決めておくようにしましょう。
結婚に関するお互いの意思確認
同棲前に結婚に対する考えを確認しておくことも大切です。
結婚に対する考え方にズレがあるまま同棲を始めると、将来的にすれ違いの原因になります。
一人が「同棲から1年で結婚したい」と考えていても、相手が「期間は定めずしばらく様子見」と考えている場合、時間が経過するにつれて不満や不安が募っていくことになります。
同棲はゴールではなく、あくまでも結婚までの通過点です。
お互いが結婚についてどのように考えているのかを共有して同棲を開始することが、後悔のない同棲につながります。
まとめ:結婚前の同棲は慎重に判断しよう
今回の記事では結婚前に同棲することに対するメリットとデメリットについて紹介しました。
結婚前に同棲することには多くのメリットとデメリットがあります。
しかし同棲は誰にでも勧められるものではなく、人により向き不向きがあり個々の性格や価値観、生活スタイルによります。
自分自身やパートナーの特徴を理解し、同棲のメリットとデメリットをよく考えた上で決断することが大切です。
この記事を参考にして、同棲を検討する際の判断材料にしてください。
結婚前に同棲することで、お互いの理解を深め、幸せな結婚生活を築くための準備を整えることができるでしょう。